④開業前の大失敗で学んだ重大な気づき

市場・経営

なので、本当のところは、模擬開業以降は道を誤ったという具合。いや、自分の現実に失望して美容整体に逃げてしまったというのが、正しい表現です。

ただ、整体学生2年生の1学期に小田急線経堂駅の繁華街での模擬開業を成功させたのは事実なんです。

自費施術激戦区で老舗繁盛店と同じ値段で勝負し、はじめての商売にも関わらずチラシだけで集客に成功し、施術院経営では最も難しい正午から夕方の時間帯にはどの週もほぼ満員。

期待してリピーターになってくれたお客様もけっこういて、本当に満足いく2か月間だったんです。インターン就職への手土産には十分すぎる経歴になりました。

しかし、模擬開業が終了して、真っ先に思った感想は、

「これは、仕事にはなっても全然稼げない!」

の一言。

『お金持ちになりたいなら整体師にはなるな』という格言に対して、覚悟を持ってこの世界に入ったはずなのだが、、、予想に大きく反する結果に。

確かに、繁盛店と同価格だったのですが、40分で終わらなければならないところを平均で80分。時には倍以上かかることも。

初心者マークを知らせた上でのプチ開業なので、苦しい未病を軽快にしたいメンテナンス希望のお客様の来店を促したはずなのに、来店されたのはどこに行っても治らなかったという重症系のお客様ばかり。

本開業で、もし、同じ境遇になれば、おそらく、集客に成功しても赤字にしかならない!とてもじゃないが、稼いでいけない!と痛感しました。

それで急遽、食べていける保証がありそうな大流行の美容整体にというわけです。

当時(20年ほど前)は、都心ではO脚矯正が衰退の一途をたどる代わりに美骨盤矯正が人気を博していましたし、小顔矯正はこれから最も稼げる将来有望な商材と騒がれていました。

都心で流行し続けた商材は、やがて外に向かって放射状に広がっていく傾向性がありますから、私が開業する頃には郊外の吉祥寺も美容整体の商圏に入ってくるだろうと予測。

美容整体店での就職は私たち夫婦の未来に希望を与えたかのように見えました。

ところが、美容整体には仕事をするにあたって致命的な欠陥があることに気づいてしまいます。